伊藤ヒロ 先日の続きです。
結婚式、披露宴を終え、
僕らは新しい生活を始めた。
父は僕が中学3年の時に、
4階建てのビルを建て、
1Fは店舗、
2Fは父と母の住居、
3Fは倉庫、
4Fは僕が結婚したら住む場所
と決めて、ビルを設計し、立てたのだった。
しかし、当時4Fは僕らの新居として
結婚した当時は
作ってはおらず、
倉庫になっていたのだった。
父は、
「お前が結婚したら、ここに住めばいい。そして、店を頼む」
とビルを建ててから僕にず~っと言い聞かせてきたのだった。
なので、僕たちは結婚してからすぐは
住む所が無かったので、
父の知り合いから空いていたマンションをお借りし、
そこが新婚当時の住む場所となったのだった。
そのマンションは、
5年ほど誰も住んでいなかったので、
ダニだらけ。。。。。。
1日目の夜に何も知らずに布団を拡げ、
寝たのだが、身体中ダニに噛まれて、
大変な目にあった。
なので、バルサンを焚き、
部屋の掃除を徹底的にして、
2日目の夜は体が痒かったが、
二人で疲れた体を休ませることができたのだった。
そしてクリスマスのケーキ作りを終え、
年末の餅つきも終え、
大晦日を一緒にお店をやり、
初めて一緒に迎えるお正月は本当に幸せだった。
大好きな人と、正月を迎えられ、本当に嬉しかった。
和菓子洋菓子屋を経営していたので、
正月も営業だったが、
早い時間にお店を閉めて、
初詣も一緒に行った。
本当に幸せだった。
忙しい正月も終え、ひと段落し、
彼女はまた数日後には
関西の仕事に戻らなければならなかった。
そして今でも忘れられない、
出来事が起きてしまったのだ。
結婚して1か月程で
今後の人生を左右する、
ホントにホントに大きな出来事が起きてしまったのだ。
あれは忘れもしない1月中旬のことだった。
お正月のお仕事を頑張り、
僕たちは結婚してすぐに
新婚旅行に行っていなかったので、
プチ旅行として、1泊2日で
飛騨高山に旅行に出かけて帰ってきた時だった。
突然、父からの電話があり、
「母さんが、倒れた」
と父が言うだけで、
何が何だかさっぱりわからなかった。
元気だった僕の母が、
体調を崩し、
突然救急車で運ばれたのだった。
～～～～～～～つづく～～～～～
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