先日の続きです。
ホテルとラーメン屋と掛け持ちで働き、
週に2~3回のケーキを日本人のみなさんに食べていただくのに、
ケーキを作るのを
夜中になってから作っていた。
若かったし、楽しかったので、
僕は夜遅くなっても大丈夫だった。
一方、彼女もベビーシッターやホテルのキャッシャーなどを
掛け持ちで働き、夜は僕のケーキを作るのを手伝ってくれた。
ある日、シュークリームが合計200個の注文があり、
小さなオーブンで、1回30分でシュークリームの皮を9個づつ焼き、
徹夜に近い状態で少しづつ作っていた時の事であった。
シュークリームは真ん中を切って、
中にカスタードクリームを挟んで、
提供していて、僕がカスタードクリームを詰める役割で、
彼女がシュークリームの皮を切る役割で、
道具もろくなものを持っていない中、
シュークリームの皮を切るのに、
肉切り用のギザギザがついた包丁で作業をしている時、
突然、『痛っ!!!あっ切っちゃった』と彼女が
普通にしゃべりかけたと思いきや、
彼女の手を見ると、血がぽたぽたと落ちているじゃないですか!
僕は海外で病院などに行ったことが無いので、
どうしたらいいのかもわからず、
同じアパートに住んでいた日本人企業の社長さんのところへ行き、
『彼女が手を包丁で切ってしまい、血が止まらないんです!!!』と
社長さんにお願いをし、病院まで連れて行ってもらったのだ。
病院で彼女の手を縫う時に、血がぽたぽた落ちるのを見て、
僕は気を失い、本当に情けない夫で、
頼りないなぁと、この時、真剣に思った。
縫ったのは10針。
今でも彼女の傷跡は残っているが、
僕の為に怪我をさせて本当に申し訳なかったし、
ここぞ!と言う時に弱い自分で、
申し訳ない気持ちでいっぱいだった。
怪我をしても彼女は仕事も休まずに
毎日明るく振舞っていた。
そして迎えた海外で初めての大晦日とお正月。
ちょうど年越しはホテルで働ていたので、
みんなとシャンパンのかけ合いをし、
日本では考えられないぐらい、
楽しい年末年始を迎える子ことができたのだった。
しかし、2週間と数日後、日本でとんでもないことが起きてしまったのだった。。。
~~~~~~~つづく~~~~~~~~~
※この『パートナーシップ』のお話は、伊藤ヒロの実話を元に書いております。
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