パートナーシップ6

先日の続きです。

「一緒になろう!」と

心の底から思って、伝えました。

心臓が飛び出そうな思いだった。

彼女は

「やっと言ってくれたね」

言葉を残し、新幹線のドアが閉まった。

帰りの新幹線では、

「あぁ~~~言っちゃったよ!どうしよう!!!」

ってひとりで動揺し、

その後、

1週間ほど、恥ずかしかったのと、

断られる恐怖で

彼女に電話もできなかった。

 

いろんな人からプロポーズをされていた彼女は

ひとりひとりお返事をしていたそうで、

僕は僕で、

「僕はいつ断られるんだろう」

としか思っていなかった。

でも断られても引き下がる意志はまったくなかったし、

彼女を絶対に諦めたくなかった。

そして後悔はしたくなかった。

 

プロポーズ後、僕たちは今まで通り、

普通に会ってご飯を食べに行ったり、

カフェでお茶したりしていた。

結婚の話は、どこに行ったんだろうと思うぐらいだった。

でも結婚してからの話を進めていかないと、

先に進めないし、

結婚を承諾してもらうにも

結婚してからの事を話をちゃんとしなければ、

結婚してから僕たちはどうなるのか?

シュミレーションしなければ、

話は進めない。

なので、結婚したらどうなるか、を話し始めたのだった。

 

僕は後継ぎとして生まれてきたわけで、

お店を見てくれる嫁さんでなければ、

親は許してくれないだろうと。

彼女は、本当に仕事もできて、

多彩な事ができる人なので、

本当に僕が嫁として貰うのには、

もったないぐらいの人なのだ。

ある日、僕の嫁さんの条件みたいなことを

彼女に伝えた。

「僕の嫁さんは、店を見てくれて、従業員もいるから従業員の面倒も見て、

ごはんも作って、色々とやってもらうことになるんだ」

彼女は

「そうだよね。でも今私は一つの会社を任せられているから

あなたの店に関わる事とはできないかもしれないし、

今会社からいろんなことを任せていただいてるから

抜けることができないの」

「そうだよね・・・」と僕もうなずいた。

やっぱりダメか・・・・・・。

 

でもこんな条件、状況でも一緒になりたかった。

僕はこんなことを提案したのだ。

「うちの店は手伝わなくていいから、

自分の会社を優先したらいいよ」

と伝えたのだ。

もちろん自分の店も大事で一緒に

お店をやっていきたい気持ちもあるのだが、

今、彼女の会社を立ちあげてまだ間もない時期で、

大切な時期でもある彼女の会社をこのまま

無視することはできないと思い、

僕は彼女の会社を優先して考えた上で

生活ができればと思い、彼女は関西、

僕は名古屋と離れて結婚生活をする決意をしたのだった。

そしてそのことを親にも報告をしなければならなかったのだ。

~~~~~~~~つづく~~~~~~~~~

 

 



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この記事を書いた人

伊藤ヒロ

伊藤ヒロ

宇宙と繋がりながら奏でるクリスタルボウル奏者。
宇宙空間を創りだすハーモニーを創造し、次元上昇へのエネルギーを増幅させ、レゾナンスによるグラビトンを起こす。