水は、変幻自在に形を変えることができます。
が、下へ行く。
エゴがないんですね。
僕は以前勤めていた会社の社長から、
「己のエゴ」について、かなりきつく言われたことがあります。
それは10年以上も前のことですが、いまだに心に深く残っています。
当時は、ガツンときましたが、今となってはそこまで言ってもらえて、
良かったと思っています。
エゴは、なかなか自分では気づきづらいもの。
時には流されることが必要です。
このカードの人物は水の中で完全に寛ぎ、楽にして水の流れに任せています。
怠惰になったり眠くなったりすることなく、ただ受容的に生の流れに身をゆだねています。
流れに逆らわず信頼していれば、この流れは望むところに連れて行ってくれます。
あらゆることは、あるべきように起きています。
信頼して、流れとともに行きましょう。
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ただ受容的に行くというのは、心配かもしれません。
今の時代、誰もが「自分のやりたいことをやろう」と言います。
「やらないで後悔するより、チャレンジして後悔!」
そういう生き方をしようと唱える人が多いです。
しかし、流れに逆らって、自分の行きたい方角に執着し、
周囲を巻き込むようなことになってしまったら、果たしてうまくいくでしょうか。
情熱を捨てろと言っているのではありません。
物事にはタイミングというのがあります。
リラックスして「流とともに行く」のは「流される」のとは違うでしょう。
川が分岐したり、大きな流れに合流する瞬間をきちんと見ているのです。
きちんと見ていて、その流の中で浮かび、無理なくその瞬間と方向を選び取っていくのです。
劇的な転身をしたり、大変な努力もしていないように見えて、望む方向へ進んでいく人がいます。
そういう人は情熱をうちに秘めて、生の流れをちゃんと見ているので、無理がなく見えるのでしょう。
やりたいことを声高に叫び、ただ突っ走るのは子供でも出来ることです。
自然に無理なく望みを手にする方が、ずっと円滑で大人らしい振る舞いでしょう。
リラックスして流れを感じていましょう。
今後の予定です(^^)/