伊藤ヒロ 先日の続きです。
2010年の4月に初めての主催をし、
翌月の5月には養成講座の主催を担当することになり、
僕はアルバイトも掛け持ちしながらだったが、
何もわからずに、主催をさせていただいたのだ。
参加者は12名ほどだった。
東京や岡山、四国、大阪といろんなところから
集まる講座だった。
もちろん、彼女を従って来てくださった参加者の方も4~5名はいただろう。
第1講はこれから最終講までの間のことについてや
この講座の目的など、あけみちゃんからの説明があり、
勿論ワークもあり、いろんな意味で別世界に居たような
初めての感覚で、第1講から進み、
最終講まで進んでいった。
この7か月の中で、僕は、第3講の時に、
いわゆる「大まな板」という、
参加者皆さんの前でする、「公開セッション」を
受けることができたのだ。
僕は主催者だったので、受ける事は出きないであろうと思っていたが、
あけみちゃんから直々に「ヒロさん、今日、大マナね！」と
言われ、みんなに申し訳ない気持ちや、
自分なんかよりみんなに。。。。とか、思ったが、
そのまま、セッションをしていただくことになり、
僕は父との関係性をテーマに見ていったのだった。
内容はあまり覚えていないのだが、
なんせ、参加者の男の人たちのみんなが、僕の事を
真剣に考えてくれている姿に感動し、僕は泣き崩れた。
「ここに集まる人は、半端ない愛の持ち主なんだ」
と、僕が『愛』と言うものを感じた瞬間でもあったし、
僕のことを本気で考えてくれている人っているんだ。
と思えた時でもあった。
それからという、僕は、心の持ち方がガラッと変わったことを覚えている。
これまでの自分は愛すらもわからない自分で、
とにかく人に嫌われないように波風立てずに生きていけば、
何事も起こらず、平和だろう。。。
だから何も言わない、
何も聞かない、
何も見ようとしない、
何も行動しない、
が僕の中心にあり、
ず～っと安全に生きていた自分がいたのだった。
男であれば、それは守りの人生で、
楽しいか楽しくないかは別として、
変化はあるかもしれないけど、大きく変化はなく、
平凡な人生を歩むことになっていただろう。
しかし、あけみちゃんの大マナに乗ってからは、
父に対する思いや気持ちが変わり、
自分でも驚いているが、
かなり大胆になった気がするのだ。
(もともと大胆だったかもしれないが、さらに大胆になったような気がする)
なので、このあけみちゃんのカウンセラーセラピスト養成講座の主催をさせていただき、
僕は大きく変われたと自分では思っている。っていうか、かなり変わったと思う。
今ではカウンセラー・セラピスト養成講座が
「ラビング・プレゼンス・リーダーシップ」、
略して「LPL」という名前で今はもっとしっかりとした
素晴らしい講座になり、日本全国から集まる講座になっている。
そして講座が終わり、そのころまだ、仕事はきまらずに、
ジャパ〇ット・タカタの仕事を続けていたのだった。
そして2011年3月11日。
東北の震災があり、僕は居てもたってもいられず、
すぐにでもボランティアに行きたいぐらいの気持ちだったが、
僕はすでにそのころから、クリスタルボウルを奏でたいと、
彼女に伝え、クリスタルボウルを奏でていたのだが、
現地に僕たちの友達がボランティアで入っており、
そのボランティアの友達に
「スコップ持って、ボランティアに行くよ！」
と伝えたのだが、
「マナさんとヒロさんはクリスタルボウル奏でるでしょ？今は沢山人が居るから間に合ってるけど、
必ず、音が必要な時期があるから、その時にクリスタルボウルを持っていて奏でてほしい。
ただし、覚悟はして、来てほしい。」
と言われたのだ。このように言われたのが、4月のGW前だった。
で、ボランティアに入る時期を見計らい、僕はいつも通り、アルバイトを続けていたのだった。
そして、6月の上旬だったが、アルバイト先のリーダーが、
「このグループは6月下旬に解散します」と伝えられたのだ。
仕事上ではでは、僕はもうここでは仕事が出来ないという宣告だった。
なので、また違うアルバイトを探さなきゃいけないと思っていた矢先のことだったが、
東北のボランティアをしている友達から、
「マナさん、ヒロさん、6月の下旬から、クリスタルボウルを持ってきてほしい」
という連絡があり、
アルバイトもなくなり、変ない言い方かもしれないが、
このタイミングで全てが整い、
あけみちゃん、そしてコクーンと東北の地、
陸前高田の体育館で一緒にコラボをし、
被災者の方々に僕たちはクリスタルボウルの演奏、
コクーンは魂の歌、あけみちゃんは、詩の朗読をしたのだった。
そして僕たちがボランティアに行くのに
たくさんの人たちが応援してくださっていたことを
僕は今でも涙が出るほどうれしかったし、
みんなの思いをクリスタルボウルの音に乗せて
東北での被災者の方々に対して
少しでも癒しの音として聞いていただきたいと思い、
東北でのボランティア活動は
数週間に渡り、続いたのだった。
～～～～～～つづく～～～～～～～
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