伊藤ヒロ 昨日の続きです。
ニュージーランドでの生活もあと数週間となったころ、
ぼくはいつも通りに日本人の皆さんにケーキを販売するために
アパートでケーキを作り、彼女が車で配達をし、
少しづつだったが、
いろんな人に口コミで僕のケーキを
買ってくれる人が増えていったのだった。
しかし限界があったので、
一度に大量のケーキ作ることができなかったので、
時間的に無理な時もあり、
注文を止めていた時もあったのだ。
そんな時、僕の元に、ある日本人企業の奥様から、
「オークランドのメインストリートの場所で、カフェを経営しているチャイニーズのオーナーが居て、あなたのケーキを食べてもらったらすごく気に入ってもらったの。で、そのオーナーはお店を任せる人を探していて、あなたが適任じゃないかと思って」
は？？？？？ニュージーランドで僕が店を任せられる？？？？？？
意味が分からず、
そのオーナーに会って
直接お話をしないことには
理解ができないだろうと思い、
そのオーナーと会うことにしたのだった。
そのオーナーは普通の中国人で、
優しい人だった。
オーナー：あなたがあの美味しいケーキを作る日本人だね？もしよかったら、私の店を任せるので、やってもらえないか？
僕：ありがとうございます。僕はワーキングホリデーでNZに来ていますので、ビザ があと数週間で切れてしまいます。
オーナー；：ではうちがワークビザを発行するので、日本大使館に行ってどのように手続きをしたらいいのか聞いてみてください。
とオーナーから言われ、何事も勉強だと思い、
NZの日本大使館へ行き、話を聞いたのだった。
話を聞くとワークビザ取得は
一旦、日本へ帰り東京のNZ大使館で
発行してもらうというのが原則だったのだ。
なのでいつ、NZに帰ってこれるかどうか
分からなかったが、推薦状やワークビザ取得に必要な書類を
オーナーに記入してもらい、
1年間NZで色々な人にお世話になり、
心からNZでの出会いに感謝すると共に、
色んな感情があり、離れるのが辛くて仕方なかったがNZを出国したのだった。
向かった先は、実は日本ではなく、ある国だったのだ。
～～～～～～～～つづく～～～～～～～～～
PS, NZではほとんど働いてばかりいたのだが、NZを離れる1か月前ぐらいに、一緒に働いていたスティーブとゆきちゃんと彼女と僕の4人でロトルアに2泊3日で旅行に行ったときに、人生初、スカイダイビングとバンジージャンプを経験したのだった！
※この『パートナーシップ』のお話は、伊藤ヒロの実話を元に書いております。
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