正しさで心を閉ざしている人の姿です。
「こうじゃなきゃいけないじゃない」
「こうあるべきよ」に囚われています。
手の内を見せない・口が減らないから口だけになるって感じの絵柄ですね。
礼儀正しく、堅苦しく、厳格な雲のクィーンは全ての事柄を黒か白かに分けようとします。
善悪、罪と徳、容認できること、できないこと。道徳と不道徳。
彼女の体の、縛られた格子の向こうには星空が見えます。
生き生きとしたエネルギーを、格子の向こうの狭い範囲に押し込めてしまったため、
雲のクィーンの顔や手はひからびたプルーンのようです。
目は黒い頭巾で塞がれています。
自由な発想や新しい試みに対して、
必要以上に行動を縛ってはいませんか。
「これをやったら、人からなんと言われるだろうか。」
「こんなことは、きっとやってはいけない。」
その考えはどこから来たものか考えてみましょう。
誰があなたを批判するのでしょう。
誰があなたを罵るのでしょう。
その誰かは実際に存在している人ですか?
その人の言うとおりに生きる事は、あなたにとって幸せなことですか?
外側から押し付けられた基準。勝手に思い込んでいる基準。
そのために、あなたのエネルギーを押し込めるのはやめましょう。
このカードを見て、身近な誰かを思い浮かべるのなら、
あなたはその方に縛られているかもしれませんね。
私はこのカードを見ると母を思い出します。
ひどく厳しくされたわけではありませんが、
社会のルールや規範について確固たる基準を持ってる人でした。
僕が初めての男の子でしたので、
「きちんと躾けなければ」という気負いもあったのでしょう。
上の姉より、細かく煩く言われたかもしれません。
その分、手をかけてくれていたということでもありました。
雲のクィーンみたいに、
縛られて生きることが楽しいはずありませんよね。
こんな風に自分を縛ることが出来るなら、
既にあなたは自分の中に判断基準を持っているはずです。
お仕着せの自分を生きることはやめて、もっと自分を解放しましょう。
自分のために、自分の人生を生きましょう。
今後の予定です(^^)/