先日の続きです。
彼女が出て行ってしまい、
途方に暮れ、
仕事も生きることも
何もかも、やっていることの
価値も意味も分からなくなってしまったのだ。
僕がこのころ考えていたのは、
彼女が大事か、店が大事か、親が大事か???
僕にとってどれも大事なことだったし、
決めるにも決定的なものもなかったが、
この先、もしこのまま生きていったとしても
彼女との結婚をず~っと罪悪感を持って生きていくのか?
それとも開き直って他の人と結婚して新たな人生を歩むか?
親の言うことを聞いて、いい子で生きていくのか?
そんなことを迷っていた時期でもあったのだ。
話はズレるかもしれないが、
僕には反抗期がなかったので、
殆ど親の事を聞いて育ってきたのだ。
それはなぜかというと、
親に反抗すると殴られたり、
陰湿なことをされたりするから。
母は、毎日忙しく、
そうでもなかったが、
父は、時あるごとに陰湿な人間だった。
例えば、日曜日に僕を尾行されたり、
僕の部屋を片っ端から調べて、
どこに何があるか、把握したり、
僕が思うには、息子の事を可愛さ余り、
陰湿なことをしていた。
結婚当初、違うマンションに住んでいて、
双眼鏡で、僕たちが何をしているかを除いていたり。
今でいう、監視カメラを覗くようなことが好きな人だった。
当然、そんなことをされていい感じはしないし、
それが分かっていたとしても僕が言えば、
暴力で押さえつけられるし、
言わない方が身の安全だったから、
僕は言わなかったのだ。
そんな父と僕は決別しようと思ったのだった。
そう、僕は店も親も捨て、僕は僕で生きていく。
そして、もう一度、彼女とやり直して
彼女との未来を共に築いていきたい。
そう、思ったのだった。
彼女と離れ離れとなってから、半年以上、
悩み、苦しみ、そして決行の時を待った。
決行の日は年末年始の忙しい時期を終えた、
1月10日に決行することにしたのだった。
忘れもしない、あの1月10日。
仕事を終えてから僕は親の部屋に行き、
「ちょっと話を聞いてほしいんだけど」と。
そして目の前に両親を座らせ、
僕は、震えながら、大声で
「俺はものじゃない!もう、今日から俺はこの店の後継ぎでもなんでもない!
もう、俺は限界だし、この店は父さんの物だから好きにすればいい!
俺はたった今、ここを出ていくからな!たっしゃでな!」
と震え、泣きながら、言葉を振り絞って言ったのだった。
そう親に言い残し、もう一生帰ってこないつもりで、
僕はついに家を飛び出したのだった。
~~~~~~~~~~つづく~~~~~~~~~
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