向かい合う男女が描かれています。この二人が見ているお互いの姿は、心の中で作り上げたイメージです。本当の顔は見えていません。
人は自分が見たいものだけを見て、見たくないものは視界に入れないという傾向があります。真実の姿を見ずに、自分の心に都合の良い解釈をしてしまいがちです。
昨日の「妥協」に続き、「自分を誤魔化すな」というカードですね。少し意味が違うのは、「妥協」は自分で自分の中の真実を曲げることでしたが、「投影」は、自分でも無意識に自分に都合の良いものだけを見ているということでしょう。妥協は内面の問題、投影は外側との関わりと、違いがありますが、本質は同じかもしれません。
自分が見たいものだけを見て生きるのは、真実を知ることを先延ばしにしているだけですね。今は良いかもしれませんが、後で苦しむのは自分に他なりません。妥協もおなじでしょう。目先の利益のために自分を裏切っても、後で辛くなるのは自分でしょう。
あなたの心がゲームをしていないか、確認してみましょう。
自分の心が見たいものだけを選んで見てしまっていないですか。
心地よい夢に酔ってはいませんか。
澄んだ眼で現実を見つめ直しましょう。
投影は極悪なものであろうと神聖なものであろうと、
不穏なものであろうと安心感をいだかせるものであろうと、
投影であることに変わりはありません
現実をあるがままに見るのを妨げる雲なのです。
そこから抜け出す唯一の道は、そのゲームをはっきりと見抜くことです。
他人を評価していることに気づいたら、振り返ってみましょう。
今後の予定です(^^)/