突然おどろいた人も多いはず。
とにかく絵が怖いこのGUILT。色もあいまって不気味すぎる。。
でもこのカードは79枚中1番優しいカードなんですよね~!
このカード、女性の頭上にある黒い手が彼女を苦しめています。
ものすごい痛そうですよね。
でもこの黒い手は自分が作り出した手なんですよ。
彼女は「あの人に悪いことをしてしまった」って勝手に自分で自分を責めているんですね。
それがこのGUILT。罪悪感。
頭を複数の魔物?のような手が掴んでいます。
カードに描かれた女性も自分の頭を抱え、
叫び、苦しんでいます。
しかし、頭にのびてきている手には腕も、手の持ち主の姿も描かれていません。
この手は、この苦しんでいる女性が自分で作り出した幻影だからです。
自分が作り出した魔物が彼女を責めているので、
彼女は苦しみに目を閉じ、
頭上に咲く花々に気が付いていません。
このカードが出ると「え~?!」と思うでしょう。
見るからに怖い絵ですものね。
でも、これは現実に起きる災厄を描いているのではありません。
雲のスートの「雲」=「マインド」です。
全て、自身の心の持ちようについて言及しています。
人はもっと良くなりたい、もっと賢くありたい、
もっと思いやりのある人になりたい、
もっと自分が理想とする人間に近づきたいと願うあまりに、
理想どおりに行かなかった時、「失敗した」と思い
「もっと、こうすべきだった」
「もっと、うまく出来たはず」
「自分はなんてダメなんだろう」
「あの人に悪いことをした」
そんな気持ちに取り憑かれてしまう時があります。
こんな風に自分を罰して、
失望と絶望の堂々巡りに嵌り込んでしまうと
頭上に咲いている花に気がつく事もできません。
自分を責めるのはやめて、
あるがままの自分を受け入れましょう。
時に道に迷い、失敗したとしても、
それは教訓にすればいいのです。
そして先へ進み続けましょう。
今後の予定です(^^)/