伊藤ヒロ 先日の続きです。
入院生活もおわり、会社に帰り、
すでに会社の業績は下がる中、
色んな人のいわゆる
「首切り」が始まっていたのだ。
タイムカードを押すところに
いつもいろんな掲示がされていて、
昇格したりすると、
Ａ４の用紙に「以下の者～～から～～に昇格を命ずる」
と書かれ、掲示される場所があるのだが、
ある日
「下記の者 解雇処分に命ずる」
と書いてあり、
その名前は、総支配人、支配人、副支配人だったのだ。
うちの会社は親会社があり、
一部上場の会社で、
その親会社の社長が全て判断をするのだ。
なので、支配人と言えども、使われの身なので、
容赦なく、首は切られるのだ。
お世話になった、支配人がクビになるとは。。。。
支配人は、ホントに色々とお世話になった人で、
辛い時もどんな時も、場を和まし、
励ましてくださった人であり、離婚問題の時も
支配人が居なければ、僕ははとっくに離婚していただろう。
これから支配人が居なくなるのは、僕は辛すぎた。
しかし、これが会社組織であり、
これが現実なんだと、自分に言い聞かせ、
支配人に、
僕：今までありがとござました。頑張ります。
支配人：落ち着いたら連絡するさかいな。。。頑張れよ。。。
と気落ちした声で、僕に言い残し、ホテルを去っていったのだ
やがて、新しい支配人が就任し、
僕はいつも通りのポジションで、
いつも通りの時間で、ホテルのマネージメントや、
サービス、企画、婚礼の仕事、後輩指導などをこなしていったのだ。
そして、さらに業績は悪化。
次なる試練は、社員全員の給料の10％カットだった。
もちろん、ボーナスもなく、全員10％カットに
社員の2割が自主退社をしていき、
残された社員だけで、頑張らなければならなかった。
アルバイト、パートも入れられない。
ただ唯一、忙しい時を見計らい、
ワンポイントで配膳会社の人員を確保するという、
そんな人割をし、その場その場をしのいでいったのだ。
そして、さらに悪化し、
次なる試練は自主退社をする希望者を募って、
退職金をださない会社の首切りがはじまり、
僕はもう、身も心も会社の為に一生懸命にやってきたのだが、
ここで、キリをつけようと思い、自主退社の希望者として、
会社に書類提出したのだった。
お世話になった会社を僕はやめることにしたのだった。
そして次なる仕事先を見つけ、
引っ越しの準備を進めていったが、
次の住む場所とは？？？？？
～～～～～～つづく～～～～～～～
※この『パートナーシップ』のお話は、伊藤ヒロの実話を元に書いております。
https://www.reservestock.jp/events/342752
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