プールサイドのパラソルの下、ゆったりとした衣服を着て、
ふかふかの椅子とクッションに身を預けて寛ぐ男性がいます。
ピンクのスリッパを履いて、手にしたカクテル(ピニャコラーダ)を楽しんでいるようです。
彼はすっかり「成し遂げた」という気分に浸っていますが、彼の脇にある鏡はひび割れて、彼の寛ぎの世界が危ういことを教えています。空を飛ぶ白い鳥は、彼の居る場所が終着点ではないと、新たな旅へ誘っています。
しかし彼はすぐに立ち上がり動き出す気はないようです。自己満足に浸り、のんびりとピニャコラーダに舌鼓をうっているのです。
ここはまだあなたの最終目的地ではありません。
確かに成し遂げたという感覚に浸っているのでしょうが、スリッパのままでは、いずれ割れた鏡の破片で怪我をすることでしょう。
椅子の心地よさとピニャコラーダの誘惑を退けて立ち上がり、先へ進みましょう。まだあなたには探検すべき空が待ち受けているのです。
このLAZINESSの解説で、どうしても目を引くのは「ピニャコラーダ」です(笑)
『ピニャ・コラーダ(Piña Colada)はカクテルの1種。ラムをベースに、パイナップルジュースとココナッツミルクを砕いた氷と一緒にシェイクして作るロングドリンク。黄白色で甘みが強い(Wikipediaより)』
このピニャコラーダ、1970年代のマイアミやニューヨークで大流行したそうですが、日本では1980年頃までココナツミルクが手に入りずらかったため「幻のカクテル」だったとのことです。日本で馴染みが薄いのは、大流行した時代に日本では流行りようがなかったため、認知されずにきたカクテルだからなのでしょう。そして、この絵の画家は1970年代に既に成人で、マイアミやニューヨークでピニャコラーダを飲んでいたのかもしれませんねd(^_^o)
今後の予定です(^^)/